小春びより 2000年3月18日 今日は小春を探しに散歩に出た。 小春そのいち。出て早々、うちの庭でつくしを発見。左は去年作ったひょうたん。 土筆(Equisetum arvense) すぎな。シダ類トクサ科の多年生草木。地上茎は栄養茎と胞子茎の二種類あり、後者がいわゆるつくしである。先端には楕円体状の頭部ができ、その表面は亀甲様に刻まれており、成熟すると亀甲のあいだから胞子を飛ばす。 この形で先端から生殖細胞を噴出するとは、なんと卑猥な植物だ。いかにも「春」である。 小春を探しているのだから、花でも見つけたいところである。川べりに行くと、なにやら油まみれで機械をいじっているおっさんを発見。聞いてみると、中古バイクの再生をしているそう。 しばらく見ている。おっさんは手際よく部品取りのバイクをばらしていく。なにげなく再生された1台を見ると―― 小春そのにを発見。これは「薔薇」ではないか。いや、バラは春じゃないのか? 右の赤いバイクの商品名が「薔薇」なのである。またすさまじい名前をつけたものだ。空前絶後といっていいだろう。メーカーはよく分からない。これ、プレミアつくんじゃないか? バイク屋に売ってもせいぜい1、2万円らしい。実はいま、中古の原付が欲しいので、また来週にでも会いに行ってみようと思う。 家の近所まで来て、犬に出会う。犬を散歩している人は多かったが、この犬にはちょっと笑う。 これが小春そのさんである。どこが小春なのかって? まんま「小春」じゃないですか。って、こんなネタ誰も分かりませんね。別冊フレンドのネタである。リンク先に絵がないのでわからないか……(;_;)。そう言うパグ犬が出てくる漫画があるの。 これが書きたくて、わざわざ日記を書いたのでした。 わだつみの隼 2000年2月23日 報告をまとめるひまがないので、手短に書く。 今日の午後、自衛官の友人Tから電話が入った。私のホームページを見た、と前置きして、ヘリが見たいなら見にこないか、という誘い。 聞けば、彼の乗る護衛艦「ひえい」がちょうど名古屋港に入港しているのだと言う。上司の一尉に口を利いて、ちょっとだけなら乗せてやってもいいということ。 一も二もなく駆けつける。「ひえい」は第4護衛艦隊群に属し、横須賀を本拠地とする5000トン級の護衛艦である。全長は153メートル、岸壁から見上げるとさすがに大きい。 近くのレストランで待ち合わせたTと艦内に入り、甲板に上る。待つことしばし――来た! 右がその写真である。第51航空隊所属の、シーホーク2号機。右下の明かりは「ひえい」ブリッジの照明と誘導灯。 1690馬力双発エンジンの轟音をとともに突風が噴きつける。短い着艦時間の間は、周囲をかけまわるのに忙しくて写真を撮れなかった。 我に返って、再びカメラを構えなおしたのは、連絡飛行のためヘリが再び離艦してからだった。 サーチライトの光が強いため、カメラの露出が開き気味になった。ローターが止まっているように見えるのは、強い光で露光時間が短くなったからである。 しかしいいものを見せてもらった。インターネットがなければ生まれなかった機会である。ホームページを作ってよかった。 もっと詳しい話へ ただより高いもの話 2000年2月20日。 ホームページを作ろうと思ったとき最初に決意をしたのは、 「タダで作ってやる」 ということだった。 大前提がそれである。ゆえに、人がまず最初に買うであろうHTMLガイドのような本すら、私は買わなかった。 全部ネットで情報収集。HTMLを書くのもフリーの軽い補助ソフトで。FTPもタダのソフト。使った画材は背景の水色のジフのみ。 それでもけっこう形になるもので、よーしよしいい按配だと思っていたが。 ある日ふと気がついた。――この1ヶ月、ろくに仕事をしていない! 1文字の原稿をも書いていなかったのである。朝から晩までHTML漬け。止めてくれるもののない自由業の盲点、失った時間はいかばかりか! ホームページビルダーでも買えばサクサク済ませられたのに。 だいたい3ヶ月で一冊書けるから、ウン十万のただ働き……。 そういうわけで、タダより高いものはなし。 なるほど、普通に日記を書くとあまりおもしろくならないな、私の場合。 ここは、そういうネタを置きます。