小川遊水池管理事務所
[23:50 2004/06/30 水]
・映画「海猿」を見る
海上保安庁の海難救助訓練生の話。
とてもよかったです。JIS一級がついてそうな完成度。描くべきところは描き、省くべきところは省き、熱いところは熱く。
欠点といえば王道すぎることぐらい。もちろんそれは欠点と思わなければ済むことです。ぜひ見ましょう。
[22:51 2004/06/28 月]
・復活二巻脱稿
はい、予想の25日上げは無理でしたが、さっき終わりました。
船でいうと船殻が完成したところ。これから艤装です。
前から思ってたけど、このイベントを的確に表現する言葉はないものかしら。脱稿で正しいのかいな。
まず、完成ではない。終了でもない。このあと穴埋めして編集氏の指摘を受けつつ改造して入稿して初校して著者校しておまけ作って、それでようやく終わり。
んでもエンドマークまでは達したんだよな。
一巡目終了、かな? ゲームみたいに。
[3:54 2004/06/26 土]
・時計と戦う
入稿まで(締め切りまでじゃなくて)十日を切り、いよいよ二巻ラストスパート。幸い速度が出ているので、なんとか滑りこめそう。
……あちこちで言われていることに、ちょっとだけ返答を。
小川一水の作品は終わり方がよろしくない、という話。これに対して、もうちょっと巻数を延ばして腰を据えて書け、という指摘があるようです。
えー、延びません。私は飽きっぽいので、何か一つのことをやっている最中、次のことに取り掛かりたくてしょうがないから。少なくとも延ばす方向では欠点は解消しません。
着手時に予定した尺内でうまくまとめる方向で研究しています。
[11:39 2004/06/22 火]
・米スケールド・コンポジット社、民間企業初の有人弾道宇宙飛行に成功
ここやここに解説が。後者のイラストがわかりやすいですが、今回成功したのは「宇宙の底」へ数分間行って戻ってくる弾道飛行(高度100Km)で、1962年7月に実験機X-15が出した航空機高度世界記録95936mとほぼ同じ成果です。最大の意義は民間企業がそれをやったということ。マイクロソフト重役の資金ですが。
この行為は一見してとても冒険的です。何しろ機体の形がこんなにアバンギャルド。でもやってることは保守的で、42年前のX-15と本質的に一緒です。空気抵抗の大きい低空域を母機に引っぱり上げてもらい、上空でスタートするところが。あまり知られていませんが、42年前というとマーキュリー宇宙船でシェパードが米国初の宇宙飛行士になったころで、当時は純ロケットとこういう母機射出型ロケットのどちらが有利か、まだやってる当人たちにもわかっておらず、どっちが先に宇宙へ行くかでしのぎを削っていました。今回の弾道飛行は、その失われたほうのシステムを採用したということ。
注目点は独自設計の機体を使ったこと、ハイブリッドロケットという新しい推進方式を採用したことでしょうか。その他の点ではわりとオーソドックスです。
今後の問題としては、この形式だと軌道一周する真の宇宙飛行が難しいので、発展性に難があること。「宇宙へ出る」のと「宇宙船になる」のとでは、えらい違いがありますから。海で泳ぐのと太平洋を渡るぐらいの違いが。
しかし、弾道飛行そのものを目的とすると割り切るならば、適切な方式でしょう。
あと、ロケット開発で死人が出なかったことは皆無なので、この計画でもいずれ誰か死にます。それを乗り越えられるかどうかが勝負ですね。
でも多分アメリカ人なら乗り越えるだろうな。
今ままでの日本では、同じ資金があったとしてもこんなこと無理だったでしょう。機体設計とかエンジン設計とか法規とか実験空域の確保とか人的マネジメントとか技術マネジメントとか、ちょっと考えただけでも日本では解決できないような問題が山盛り……
が、真似をするのは日本人のお家芸のはずです。真似でもいいから誰かやらんものかしら。
[23:09 2004/06/18 金]
・モルモット
子供の保育園に移動動物園が来たので、夕飯時その話題になった。妻が和やかに言う。
「それでさあ、モルモットも来てたんだけど、モルモットってかわいそうだよね」
「実験動物?」
「そう。何もそんな名前つけなくてもねえ」
違和感。というよりこの時点ですでに誤解を察知。この女のこういう勘違い能力はすでによく知っている。試しに聞く。
「実験動物の馬はモルモット?」
「うん」
「実験動物のサルもモルモット?」
「うん」
「モルモット以外のネズミ系実験動物も?」
「何か変?」
要するに、実験動物を指す一般名詞として「モルモット」が先にあり、その後で例のネズミのあれが特にしばしば実験に供されるがために、その通称を冠せられたもの、と思い込んでいたのだった。
こういう誤解もあるんだな、と蒙を啓かれた。あまりしばしば啓いてくれても困るけど。
[20:26 2004/06/11 金]
・「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」を見る。
あっはははははは、最高。
何竹束立ててんの。何槍で叩いてんの。何母衣つけてんの。何太鼓背負ってんの。
道具とか用語とか情景とか、考証行き届きすぎです。評判は聞いていたけど、大河ドラマ越えてるじゃんこれ。この間読んだ佐々木譲の「天下城」に勝るとも劣らない無駄なリアリティの横溢。またそこに闖入した野原一家のいいハマり様。
そして車! 戦国自衛隊! 一騎打ち! みさえ!
百点ですこいついや百二十て
待てこら。
ブルータス、お前もか。
十点。作品点が百二十点で、俺採点がマイナス百十点。
信じてたのに……クレしんなら大丈夫と思ってたのに……(涙
[21:41 2004/06/08 火]
・当遊水池内のどこかにある、「ロケットまんじゅう」の製造元「酒井屋」さんから突然メールが来て、公認をいただいてしまいました。
……もう一つのネタもとのJAXAには無断なんですが(汗)。
・「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲」を見る。
やられた。まさかクレしんで泣くとは。
私は昭和への郷愁があまりないし、風野春樹さんの以前の日記にあるような、「来なかった未来」への執着みたいなものもありません。――75年生まれだからかどうか知りませんが、私にとって未来はいつまでたっても未来で、21世紀になったからって来るようなものじゃなかったので。
でも、しんちゃんパパが子供の頃から今に至るまでを回想するシーンにやられた。ぎゅって抱きしめるところ。何しろねえ、そばに5歳と3歳の子供がいるんだもの。あーあーあーわかるぜ親父! ティッシュどこだ。
2000GTとスバル360がボロッボロぶっ壊れてくところも大笑いでした。あの分業運転ネタって「ドン松五郎の生涯」だろ。
しかしうちの子は、このオトナ帝国冒頭で、初めてウルトラマンものを見たことになるんですが。いきなり背中割れて中の人が出てくるの見ちゃった。冷めた小学生にならなきゃいいけど。
[2:57 2004/06/07 月]
・冬樹蛉さんの佐世保の事件に関する指摘を見て。
あの事件は同年代の子供たちの中に模倣範を生み出すのではなく、「子供でも人を殺すものなのだ」という「発見」を与えるのではないか、という指摘。
前提として、冬樹さんは子供のころ、犯罪は大人がやるものだとの認識を持っていたそう。言われて我が身を振り返ってみた。
……確かに、犯罪および性行為についてそんな認識があったような気がする。高校生ぐらいまで(遅いかも)。ただ、殺意については別。中学二年のころ人を殺そうと思った。
確か、学年のボスみたいな連中を不用意にからかったときで、ひどく殴られた。衆人環視だった上、次に会ったらまた殴るというようなことを言われたので、翌日カッターナイフを持って登校した。――幸いなことにたまたま相手が風邪で休んでいて暴発せずに済んだけど、もし会ったらどうなっていたことか。
その時心の中には、正当化の嵐が吹きまくっていたように思う。奴らは罰されてしかるべきことをしたのだ、というような。いや罰みたいな高所からの思いじゃないな。むしろ窮鼠。俺は虐げられた弱者なのだから、こんな反撃も許されるのだ、という考えだ。
この時、モラルはむしろ行為を加速していた。何しろ正しいことをするんだから。
「反撃」としての殺意は、メディアに促されなくても芽を出す。――ではメディアがそれを幇助するか? 仮にあの時の自分が、日本に似たような子供がいると知ったら?
むしろ、その人に殺意を仮託して、自分の気持ちは昇華できたのじゃないかと……思うのは、年食ったから言えることなのかなあ。
[2:30 2004/06/02 水]
・着手が異様に難航していた復活の地2巻、ようやく動き出し。
……なにこれ。なんかわりと楽しいんだけど。むしろかなり楽しいんだけど。
主人公どもをさんざん頭の中で転がしたせいか。
それとも資料読みたくってハイライトシーンを妄想し倒したせいか。
このペースだと25日で書き終わりますよ?
まあありえませんが。
[23:03 2004/05/27 木]
・近況
子供用にトムとジェリーDVDをいくつも借りてきた。
異様に面白い。英語が一言もわからなくても面白い。
初製作は1937年。今の日本のアニメの存在意義って何。
(ただし、気に入ったのはフレッド・クインビーがプロデュースしたほう。
トムが太眉なほうは、ちょっと雑……)
ワゴンR、豪雨の日に停止。
水温計は下がってたけど、ボンネット開けたらサウナ状態。やばそうだったので止めてレッカーでディーラー送ったら、思ったとおりオーバーヒート。冷却水パイプ破れてたって。
ついでなので車検も同時に実施。総額十万超。いたたた……。
慢性化している肩こりのために、初めて整体鍼灸院へ。
うわさの「ごぎっとひねられてグギャッとなる」を経験。確かに鳴った。
でも肝心の鍼は……鍼は……あれ、終わったの?
鍼師のじーさんが問答しにくい人だったので、聞けず。
ほんとに刺されたのか?
そして早川の二巻は難航しまくりです。
[19:13 2004/04/27 火]
・先週土曜日に「復活の地」一巻が脱稿したので、こまごまと遊ぶ。
「座頭市」(ビートたけし版)、「呪怨」、「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」等を見たり読んだり。
座頭市と呪怨はまあいいとして、ハイペリオンが。ハイペリオンがー。
連邦CEOマイナ・グラッドストーンのなんとカッコいいことか……美少女の少ないこの話、レイチェルよりもブローンよりもモニータよりも、この婆さんが萌えでした。こいつ猛烈に書きたい。将来的にはもちろん凌駕を目指すとしても、とりあえずはこれに範を取った形の素敵な指導者を。
いろんな意味ですごい話でした。導きの星なんぞで満足してちゃいけないな。えーと1948年生まれのダン・シモンズが1989年に書いた話だから、41歳の産か。では41までにこれぐらいの話を書くことを目指そう。
[1:17 2004/04/14 火]
・導きの星一巻重版決定。リニューアル作業をする。
……おい、どの面下げてこんなの発表したんだ、当時の自分。
単なるミスなら舌打ちしながら直せばいいが、奴が気の利いた表現だと思い込んで得意げに羅列した文などにぶち当たると、頭を抱える。放置するには忍びないし、さりとて知らんぷりして変更するのは、いかにもここは若気の至りでしたよと認めるようで恥ずかしい。それに、その稚拙な表現がもしかすると読者に気に入られたのかもしれないし。
当時の雰囲気を壊さないよう勘案しつつ、許容しかねるところは全部直す。
ハルキ編集氏の指令により、わずか一晩で1100行の訂正リストを作成。
泣けた。むしろ死ねた。
[21:26 2004/04/08 木]
・おとなり産業革命
まずは何も言わずにこれをクリック。動画、2.9MB。
自宅のはす向かいに家内経営の工場があって、朝の五時から夜の十時までがっちゃんがっちゃんとにぎやかな音を立てています。睡眠の邪魔になるほどではないんですが、二十一世紀のこんにちらしからぬ音に、以前から気になっていました。
うちは一宮市。古くから紡績の町として栄えていて、どこにいっても織物関係の店や工場がある。市のキャッチコピーからして「ファッションネオポリス一宮」。
いやそれはどうか一宮市。
ともかく紡績が盛んなわけです。
そして紡績といえば、産業革命! 人類に工業というものの味を占めさせた由緒正しき産業ではありませんか。それが徒歩二十秒の所にあるのに放っておく手はない。
そこで今日はお邪魔してきました。
上の動画はその織機です。
まあゴツいのなんの。レバーだのシャフトだのクランクだのカムだのが突き出してガシガシ盛大に動いている。あれだ、タイガーモス号の機関室。焼玉エンジンで回ってたって驚きませんね。
実際の動力源は200V150ワットのモーターで、メーカーは明電舎(豊田織機じゃないのね)、今日は背広の原反(げんたん)を織っていました。一反60メートルが織ってる最中やや縮んだりで56、7メートルになり、一反織るのに約二日、太い糸なら一日で織れる、とこの辺メモの引き写し。何しろものすごい騒音で言葉がよく聞き取れなくて。
機齢三十四歳。私より年上ですよ。価格は三十八万円。当時の軽自動車ぐらいの価格かな。音から想像していた通り。
ここはおじいちゃんとおばあちゃんとお父さんとお母さんで経営しているところで、五十坪ぐらいの工場内に五機の織機と一機の糸巻き機、その他の機械がありました。床も機械もどこもかしこも黒光り。正しく家内制手工業の世界です。
でも、今日は一台しか動いていませんでした。仕事があれば動かすんだけどとお母さんが言うと、中国にやられてねえ、とお父さん。やっぱり国内で衣料品作るのはつらい様子でした。
[9:37 2004/04/02 金]
サイクリング・ストロール
小川一水の自転車散歩SF
「サイクリング・ストロール」が
04年4月1日に出版されました。
……というネタをぶちあげました。例年のごとくエイプリルフールです。
いえ、多いんですよ。私がやらなくても。ハイウイングの題を間違える人が。
「ハイウィング・ストール」とか「ハイウィンド・ストロール」とか「ハイウィング・パトロール」とか。うち二人は編集氏。かなり空しかったので、いっそ自分でネタにしちゃえとやった次第。
写真の人物は私で、場所は木曽川の堤防です。いい感じに桜が八分咲きでした。
掲示板でノってくれた方、ありがとうございます。なんかメールまでもらってしまいました。「トップおかしいですけど、ハッキングされましたか?」と。
されてませんされてません。
[22:15 2004/03/30 火]
・進行中のハヤカワの長編、たいそう難渋しています。
なんかこう、初手からいきなり導き四巻を書いているような重さ。
SFかどうかもあやしいし。一応宇宙船出ては来るんですが。
一般うけするのかしらん。
[13:57 2004/03/25 木]
・表彰状をもらう
「森下一仁のSFガイド」というサイトの森下さんから、第六大陸がベストSF2003国内一位になったということで表彰状が送られて来ました。
表彰状……前にもらったのはポプラパレスの時だから、8年ぶり。なのにちっとも久しぶりという気がしないのはなぜか。←8年間たいして人生に進展がないから。
ありがたく鴨居の上に飾りました。見るのは家族だけですが。
[0:35 2004/03/21 日]
・いかりや長介逝去。癌、72歳。
身内親戚友人があまり死んだことのない私にとって、芸能人の死というのは、「あんなに馴染みのある人でも死ぬんだ」と思い起こさせてくれる出来事。
長さんは私が将来なりたい爺さんベスト3に入ってる人だったのに。残念。
でも考えてみると、今まで一番悲しかった「死」は一匹目の飼い猫の事故死。
感性鈍くなってるんだろうか……。
[23:39 2004/02/09 月]
・居間にいた私の横で妻があいのりを視聴。画面には密林から突兀としてそびえたつ200メートルの巨岩と、その頂上へ至る細い鉄階段。ほー、すごいなあと思わず横目で(メンバーなんかそっちのけで)見る私。
ナレーション「スリランカの名所モニャモニャで……」
スリランカ。スリランカ? スリランカの巨岩城砦?
それってあれか、ヤッカガラか!?
あとで調べたら、やっぱりヤッカガラでした。ヤッカガラこと、そのモデルとなったシーギリア巨岩。
でも番組もメンバーも、一切そのことには触れず。これが例えばベーカー街とかだったら、間違いなくホームズも言及されてただろうに、クラークだとそんな扱いかい……
スリカンダの影ぐらいは見たかったなあ。
(後記:スリカンダことスリパーダ霊山は、実際にはスリランカ南部の山でした。「楽園の泉」後書きにちゃんと書いてあった(^^;)
[23:53 2004/02/08 日]
・「新幹線の中でさえうるさく感じる」と悪評高い、愛機Thinkpad s30のハードディスクが、購入から2年2ヶ月を経てシャッシャッシャッと何やら剣呑な擦過音を立て始めたので、いよいよ交換を決意。後のために記録をここに。
s30その他のIBMノートパソコンはHD内部にリカバリ領域を持っていて、CD−ROMなしでOS再インストが可能。
と、これはIBMの弁で、実際には外部ブートができない不便のほうが大きい。さらにs30はCDドライブを持たない機体なので、リカバリCDがあっても、そもそも使えない。
ウェブを見て回ったところ、ユーザーはみな恐ろしく苦労している。自力交換しているのは高いPCスキルを持っている人ばかり。DOSもろくにわからない私とは雲泥の差。そのせいで今まで二の足を踏んでいたが、今回は強行。
コンセプトは、安価・微リスク・超簡単。
1.新HDと、小道具を一つ買う。3.5インチHDと2.5インチHDの接続コネクタ。デスクトップ機のIDEにノートHDをつないでいじってやろうという作戦。千円もしない。
2.事前に調査して、ウェブからソースネクスト社の「Acronis True Image Personal」をダウンロード。これは任意のHDパーティションをイメージ化してそのまま移植できるというソフト。
私はWinXP導入までは、Win98SEを「ウィンドウズ上でのファイル操作だけで」次のHDに移植して延々と使い続けた経験があるけど、さすがにXPにはその方法が通じない気がしたので、パーティションイメージ化で挑むことにした。
「Acronis〜」は1980円。この安さだけで選択した。
3.s30を開腹、旧HDを取り出す。簡単で、マニュアルなしでも+ドライバー一本でできた。
4.デスクトップ機を開腹。がらくた入れにしていた古いHDをIDEから取り外して、s30から取り外した旧HDをコネクタで接続。これも簡単。
5.「Acronis〜」を使って旧HDの中身を丸ごと吸い出し、デスクトップのストレージHDに保存。所要時間50分。
この時、Thinkpadシリーズ特有の例のリカバリ領域が問題になってしかるべきだけど、私の機体は以前の操作ですでにこの領域を抹消済み。どのサイトを見ても「重要だから絶対消すな」と書いてある領域なのだけど、そこをあえて無視。後の憂いにならないことを、根拠なく期待(^^;
6.旧HDを取り外し、購入した新HDを装着。偶然だが新旧ともに同じメーカーのもので心強い。旧HD20GBに対して、新HDは40GB、5400rpm、流体軸受のもの。
7.新HDにコンパネ→管理ツール→コンピューターの管理→ディスクの管理で、パーティションを切る。が、これは無駄。次の手順8で可能だった。
8.「Acronis〜」で保存しておいたイメージを新HDに流し込む。この際パーティショニングもできた。所要時間15分。
9.新HDをデスクトップから取り外す。取り付け・取り外し時に2.5インチHDの端子はヤワくてすぐ曲がるので注意。
10.新HDをs30にセット、電源投入。XPのアクティベーション認証にも引っかからず、正常起動。
確認後に、両PCを閉腹。
以上、実作業時間は3時間。調査も含めて6時間以内で終わった。
払った犠牲はリカバリ領域の放棄。これは他のPCでいうとリカバリCDを捨てたに等しいことなので、あまりよろしくない。私の機体はデフォルトのWinMEからXPに換装済みなので、MEのリカバリCDにあたるその領域はいらないと判断してやった。
成果は耳を疑うほどの静音。ほとんど停止時と同じぐらいに静かに作動するようになった。その面では大成功。
費用は新HDが16000円ほど、コネクタ1000円、「Acronis〜」が2000円。安くできたと思う。
このs30は導きの星一巻辺りから数々の作品を生み出してくれた機体で、私にぴったりの機能を持つ掛け値なしの愛機。延命できて本当によかった。
[22:05 2004/02/01 日]
・そして徳間のSFJapanの短編も脱稿。題は「守るべき肌」の予定。
いよいよもって、二月末に三本同時リリースの可能性が高まりました。
というか普通に出ます。よろしく。
[8:57 2004/01/17 土]
・SFマガジン短編脱稿。
短編というか、今計算してみたら、原稿用紙120枚……道理でてこずったと思った。
でも載るのかこれ。
例によって仮題ですが、「幸せになる箱庭 ――A happy idiot's universe」
SFMの2月25日発売予定号だそうです。
[6:22 2004/01/11 日]
・スペースシャトル退役、新型機採用へ
07年に無人試験を開始して13年に有人月着陸へって、めちゃくちゃペース速いんですが、実現できるのかな。(アポロを踏襲すれば技術的には可能だろうけど、政治的資金的国際的意義的にどうなのかなと)
時期が時期だけに、ブッシュの人気取りの一つに思えて、いまひとつ素直に感心できません。
[1:37 2004/01/08 水]
・第六大陸一巻、重版決まりました。
初です。19冊目にしてやっと。
つまり世間並みの作家といわれるためには、第六以上のものを出さないといけないんだな。うわハードル高。
体もつかしらん。
そして短編が難航。原因は正月行脚を甘く見たこと。ろくに進められなかった。
むー、時間が足りぬ。
[16:39 2004/01/03 土]
・年末年始は親戚行脚の旅をしつつ、SFマガジンに出す短編をちょこちょこと執筆。
今日会った、そろそろ80になろうかという祖母から、こんなことを。
「紅白見ながらな、思ったんやけどな」
「ああ小林幸子。黒いの残ってたね」
「わたし、会場でテロが起こったらどうしようかと心配しとった」
「……」
「晴れがましいことやでなあ。向こうさんも狙うやろう」
俺、考えもしなかった。確かに国営放送の大イベント狙うのは理にかなってる。
おばーさん、あなたコンパスクディスコな人なのに、妙なところで鋭いですね……
それはさておき、あけましておめでとうございます。
[18:20 2003/12/29 月]
・テレビをつけたらNHKドミノカップ2003・小学生が挑戦!ドミノたおし全国大会がやっていたので見ました。複数の障害のある片道20m、往復40mの直線コースを、速く倒しきったチームが勝ち。雰囲気としてはロボコンと30人31脚競争の中間。
見ている最中もどかしくて悶えていたんですが、2chでもそれが喝破されていましたね。
「ドミノ競争と銘打っているが、どこまでドミノを無視できるかが勝負だろう」
この競技の本質ここにあり。
ドミノってあのジャラララララララララララララにカタルシスを覚える遊びですが、速さを求めだすとこれと矛盾する。ルールに何枚のドミノを使うのか規定されていないので、最速を狙うなら「ドミノ一枚+可能な限り高速の力学的伝達機構」を作り上げたチームが勝ちです。たとえば各障害物間を剛性の棒でつないでプッシュするとか、逆にテンションかけた紐でつないで切断するとか。
出題者のJAXA(の中の元・宇科研部門)も、そういった裏技の発生を予想していたでしょう。正攻法と裏技、どっちの発展も理科力を育てるでしょうから。
でもね。
そういった思惑を知らない小学生たちの戸惑いが、初々しくて(笑)
各チームそれなりに裏技の萌芽を抱えてはいたんです。ゴム鉄砲とかボール投射とかクランク機構とか。電磁石まで使っていた。おそらく上位のチームでは気づいていたでしょう。全行程ゴム鉄砲や電磁石でやれば、もっとタイムを稼げることに。もちろん、ドミノ部分に使用したビデオカセットを長辺二つつなぐ形で改良したりして(倒れモーメントが大きくなる)、正攻法も採用していましたが、それでは裏技にかなわない。
まだまだためらってるんです。「こんなに速くていいの?」「こんなに楽をしていいの?」そのせいで、冗長なビデオカセットのドミノ部分が省けなかった。
まだ「ルールを守る」から「ルールを潜り抜ける」に変化していないんです。この過渡期にある小学生たちの遠慮がちな挑戦が、とても面白かった。
なんでもやっていいと気づいてしまったら、この競技は異形化の一途をたどるでしょうからね。もしくはルールが厳格になりすぎて面白みが損なわれる。そのあたりはJAXAも承知しているでしょうから、短命に終わりそうです。
それと気になったのは、マネージメント面での違い。番組ではあまり描写されていませんでした。
つまり、指揮系統がどうなっていたか。
すぐに想像できますが、指揮官がいないチームはだめ。ここからここまでは一班、と単純に割り振っていっただけでは、最弱の班のミスで全体が潰れる。統一的なアーキテクチャ、構築思想が必要。
各チームのメンバーは、どういう編成だったんでしょうか。たまたま当選した一クラスかな。まさか校内エリートの選抜部隊とか。番組の最初で紹介されたのかな?
どっちにしろ小学生だから、完全な管理体制は築けていなかったでしょう。
この競技、見る人が見ればわかりますが「ロケット打ち上げ」です。ロボコンよりも打ち上げです。セッティングを終えてスイッチを押したら、あとはシステムに頼るだけ、各イベントが時系列にそって起こり、どれか一つのトラブルで全体が崩壊するっていうところが。
決勝戦では各イベントの難易度も高かったので、最高指揮官だけがいてもまだ足りません。中間指揮官が必要だったでしょう。決勝5チーム中、2チームもトラブルで崩壊しましたし。最高指揮官の思想を、各指揮官がどれだけ理解し実施できたかが勝負の分かれ目だったんじゃないかな。
その辺りをもう少し――できれば時間を増やしてでも、描き出してほしかったです。
ロボコンと違って少数精鋭にできない(規模が大きいので、マンパワーがいる)。
30人31脚と違って高い賢さがいる。
みんなスレてないので、試行錯誤っぷりがとても新鮮。
面白い競技でした。
[18:20 2003/12/24 水]
・月、火、水と上京していろいろ。SFマガジン関係で秋山瑞人さん、冲方丁さんとごちゃごちゃ話したり、導き完結記念で村田蓮爾さんを始めとする導きスタッフの方々とごちゃごちゃ話したり。両日で一番印象に残った言葉は「コレクタはマグロ」。誰の言葉だったっけ。
新幹線のぞみに初めて乗りました。長かったです。そしてモーターヘッドに似てた。大陸横断列車ものの話を思いついたので、そのうち書くかもしれません。
あ、しらせ後継船予算は復活折衝で30億通りましたね。ゼロよりましか。
それではこれから、鳥を食べさせケーキをむさぼらせる宴をしてきます。
クリスマスに普通に楽しくなる自分がまだ好きです。
[14:48 2003/12/20 土]
・財務省、しらせ後継船をゼロ査定
「耐用年数以上に使用されている船は珍しくない。修理が必要になった時点で対応する。大事に使っていただきたい」
「南極観測の重要性は理解しているが、財源がない」
あまりにもキッパリしていて、敵ながら「漢だ!」と思ってしまった私は負けですか。
[19:48 2003/12/18 木]
・ライト兄弟初飛行から百周年の昨日から今日にかけて、ライフ社の「巡業飛行士とスピード王」という本を読んでいました。アメリカが世界に冠たる航空王国になったいきさつが書かれていて納得。
アメリカ人は第一次世界大戦開始にちょっと遅れて飛行機――かの有名なカーチス・ジェニー複葉機――の量産を開始し、いざ数がそろったという段階で終戦を迎えてしまいました。残ったのは一万機に達するジェニーの山。
その払い下げを受けた連中が国中の田舎に繰り出して、遊覧飛行と曲芸飛行をやってアメリカ全土に航空への憧れを植えつけた。後に彼らは政府の規制を受けて消えていくのですが、飛行機に乗ろう買おうなければ作ろうというアメリカ人のバイタリティが培われたのは、この時代だったでしょう。
ああ、なんで日本にもそういう時代がなかったのかなあ。土地がない? 冗談言っちゃいけません日本には長大な海岸線があるでしょう。水上機王国になっていてもおかしくなかったのに。
タイミングと時の運もあったんでしょうが、裏庭から――うちならばすぐ近所の木曽川から――ひょいと飛び上がれないこの国の環境が、残念です。
[10:05 2003/12/16 火]
・今月末に脱稿したハイウイングで、気力体力を使いすぎました。半月経つのにたいしてやる気が回復していません。第六終わったときも導き終わったときも、すぐ次作に取り掛かる勢いがあったのに。神が抜けたのかな。
次の仕事はハヤカワ短編。月末までにあがればいいけど――もとい、あげるのだ、俺。
[15:14 2003/12/06 土]
・釣りぼりを閉鎖したので、つれづれなることはこちらに書きます。
各行頭のリンクタグがアンカーになりますので、リンクを張るときに使ってください。量が増えたらファイル名を変えていかなければなりませんが、そんなにしばしば更新しないでしょうから、また後で考えます(^^;
・500メートルの天国 2003年11月12日 水曜
セスナ172搭乗記を公開。
・ひさびさに更新 2003年7月24日 火曜
核融合実験施設JT−60のレポートを公開。
これに伴って第3遊水池内のファイル名を変更したので、このページの下記のリンクの一部が切れました。申し訳ありませんが第3遊水池内から行ってください。
・天翔けるドラム缶 2002年3月18日 月曜
2001年6月に取材にいったH−2Aロケット初号機の組み立て工場レポート、もたつきましたが、やっと公開できるようになりました。
・眼下のツキ 2002年2月8日 金曜
江ノ島で定置網漁の取材をして来ました。
湘南を車で走ってたら、ラジオの天気予報で、冬だというのにオフショアがどうとかサーファー向けの波予想なんかしてやがんの。ほんに若い連中は!
いやひがみですけどね。
・海底一万二千メートル 2002年1月11日 月曜
JAMSTEC、海洋科学技術センター探訪記を書きました。大変に濃い見学ツアーだったので、レポートが追いついていません。
ここほれBOMB−BOMB! 2001年11月12日 月曜
中竜鉱山入坑記を書きました。「ここほれONE−ONE!」の取材です。
珍しい場所ですが、ちょっと派手さには欠けるかな。(^^;
ちょっと縮小 2001年10月28日 日曜
種子島大戦略2001を、大きくぶち上げすぎたので、縮小して公開します。遅れてすみません。
種子島大戦略2001 2001年9月3日 月曜
H−IIAロケット試験一号機取材記です。実際に種子島に行って、8月29日の打ち上げを取材してきました。
しかし、このページをいじるの、実に半年ぶりか……
産めよ増やせよいろんな形になれよ 2001年4月17日 火曜
地球外知性”日帰り”接触シミュレーション、Day CONTACT 1 のレポートを書きました。
大騒ぎです。
ひっそりと、そして華やかに 2001年4月4日 水曜
流域観測所、やめました。
代わりにではありませんが、AQUARIUM、始めました。
傾向。他力本願。
だまされ記念碑 2001年4月2日 月曜
私、前日見事にだまされたんですが、一応だます側でもあったのだよと強がりで、ここに証拠を安置。
……しだルーフルリプイエ 2001年4月1日 日曜
去年もやりましたが、こういうことは毎年やってこそ意味があるもの。
さりとて今は多忙。何か手のかからない冗談は……と考えてやってみたのがこれ。
ところがまあ、ふたを開けたらうざったいのなんの。熟語が出ないから全部単漢字入力ですよ! こういうことは貫徹してこそ意味があるもの、とはいえ、「すまきでドーロンウダ」あたりで気が狂いそうになりました。
すまきでドーロンウダ。これはこれで楽しいですが。
でももう二度とやらん。
<A HREF=PLANETARY> 2001年2月28日 水曜
SFオンラインにて、PLANETALINK前後編公開。
前編公開時のイメージページ(小川手製)も残しておきます。
サンタガータの驚愕 2001年2月12日 月曜
第3遊水池に、ランボルギーニ・カウンタック見分録を掲載。
エンジン音も録音したんですが、音が割れちゃって使いものにならないので、画像と文章のみです。
古い酒を…… 2001年2月10日 金曜
新しい皮袋に盛るつもりで、三日月湖所収の4作を、読みやすいように改修。
電脳著作 2001年1月26日 金曜
PLANETALINKがSFオンラインに採用されたので、PRページを作りました。少々凝ってみましたが。
だ、誰のホームページだ…… 2000年12月24日 土曜
新刊「グレイ・チェンバー」のイラストを上げ、第1遊水池の作品紹介を更新。
「白」です。(質問不可)
永久展示 2000年11月18日 土曜
大本海図さんにいただいたイカロスラジオドラマ記念のイラストを、第1遊水池に移しました。よく考えたら取り下げるのがもったいないですが、期間限定と銘打ってしまったので。
悪行(あるのか? 自問)が祟って私が横死するか、核戦争が起こってニフティのサーバーが地上から消え去らない限り、ここに置くこととします。――他のイラストもあるから、ありがたみがないかな。しかし別枠にすると、お客さんの手間がかかるし……。
隣の宇宙人 2000年11月9日 木曜
コンタクト・ジャパン4の参加レポートを書きました。伸びたのなんのって、前中後編の3部作。全部読む人がいたらこっちが驚くぞ。
とりあえず、中編と後編のイラストだけでも見てください。なんかおもしろそうだな、という気がむらむらと湧いてきます。
特別企画ッッ! 2000年11月6日 月曜
「ラジオドラマの誕生日」イラストをぶち上げ! 大本さんのご厚意で期間限定トップ絵です。これに関しては重いとかVGAだとはみだすとか言わないで下さい。ゆーたら刺します。
取り舵一杯、よーうそーろー! 2000年11月1日 水曜
レポートに、海上自衛隊観艦式潜入記を載せます。厳密に言うと取材じゃありませんが。
これ、行き帰りの道行きが超ハードだったので、船に乗ってる間じゅうまともな状態じゃありませんでした。写真がヘンなのばっかりなのは、そのせいです。
たまには商売っ気 2000年10月23日 月曜
第1遊水池の既刊リストから、オンライン書店bk1に直行リンクを張りました。その他あちこち小改良。
やめんかい! 2000年10月6日 金曜
やめんかいとは野面会のことです。「小川」にて、ツラさらしました。
遊水池ではけっこう他人の顔を掲載しているので、けじめの意味で。
そのへん水びたし 2000年10月5日 木曜
リンクページの導水路を初めて改修。長い記事のダイエットと項目の追加。
高きから低きへどころか、あちこちに水、流れまくってびしゃびしゃ。系統立てる努力は放棄しました、もう。
南海の怪魚 2000年10月4日 水曜
第3遊水池にて、「もぐりん」のレポートを公開。沖縄に出没する日本唯一の観光潜水艦に乗ってきました。これがまったくノウハウの塊で。
クラーク「渇きの海」ファンは必見!
一応リニューアル 2000年8月29日 火曜
開設半年記念として、前から気にいらなかったトップページを更新。
全体が短くなったし、テーブルタグの練習もできたし、最初の画面にカウンターと更新日時と釣りぼり入り口とツカミの画像を持って来られたが……
すっきりしないなあ。デザインの能力は本当にないらしい。
ヤラれてきました 2000年8月9日 水曜
2000年日本SF大会「Zero-CON」のレポート、「Shosinsya Fan 作家がヤラれるまで」を掲載しました。
一ヵ月ぶりの更新がこれか……取材のレポートも書かなきゃなあ。
引き続き漱石マイブーム 2000年7月11日 水曜
第2遊水池、モバイルギアレポート「吾輩はモバギである」、第3回を掲載しました。実際に試行錯誤している方向け、ちょっと細かい内容です。
漱石マイブーム 2000年7月2日 日曜
第2遊水池で、モバイルギアレポート「吾輩はモバギである」、第2回まで掲載しています。
石に漱ぎ水に枕す 2000年6月15日 木曜
第2遊水池に「吾輩は猫である」のレビューを入れました。なんかここ古い本の話ばっかりですが、これ以上昔には多分行きません。(^^;
ヘリコプターのある、生活。 2000年5月31日 水曜
高積雲さんのホームページへのリンクを追加。これ、秘蔵したかったんだけどなあ。
財宝探索物語 2000年5月17日 水曜 薄曇り
いつぞや予告した「封金使」という話、HTML化が完了したので、三日月湖に入れました。長さは百枚クラスの短編です。
まずは作品案内をご覧ください。
ちょっと訂正 2000年5月8日 月曜 晴れ
8時間前に掲載したイカロス表紙イラストの原画ですが、取り下げました。
これはイラストの大本さんが、原画段階ではまだ製品ではない、素材にすぎないから人には見せられない、とおっしゃったためです。クリエイターとしての基準が私よりも高いのです。
で、この8時間の掲載は、事後承諾を取るつもりで私が勝手にやっていたことですので、なんだこれからは見られないのか、という読者の皆さんのご不満に対しては、私が謝罪いたします。申し訳ありません。
今までご覧になった方も、できるだけ大本さんの意図を尊重して、なにとぞ製本されたものが本物だと思って下さるようお願いします。
ご迷惑おかけしました。
新刊案内 2000年5月8日 月曜 晴れ
イカロスの誕生日、ソノラマより発売予定です。第1遊水池の方にフルサイズの表紙絵原画を掲載しています。これは、大本さんから直接いただいたもの。
前作より9ヶ月、本当にお待たせしました。
タバコひと箱の宇宙船 2000年4月20日 木曜 春雨
宇宙作家クラブ(SAC)より、日本の宇宙開発を擁護するアピールが出ています。
総務庁が3月29日に発表した宇宙開発事業団の監査結果を、一部マスコミが曲解して流したので、それを訂正するもの。
無駄金使うなという毎度の批判が、今度ばかりは誤用もいいところだったので、SAC内有志によって反論文を出すことになりました。ここで趣旨を書くと略しすぎになってしまうので、アピールのリンク先に飛んでください。
また、SACの公開掲示板51号記事あたりでも、詳しいことに触れています。(総務庁の参照ページはhttp://www.somucho.go.jp/soumu/new_f.htm 直リンクしていいかどうかわからないのでURLだけ記載)
小川は個人的には、国民がタバコひと箱の金を出せばロケット1機上がる(しかもこの先もっと安くなる)わけなので、やれといわれれば禁煙してもいいと思っています。まあ、こんな簡単な論法はどこででも使えるわけで、あまり説得力はないんだけれど。
水だけ入れ替え 2000年4月14日 金曜
掲示板ですが、結局以前と同じシステムを利用することにしました。アドレスだけは少し変わっています。お気に入り・ブックマークの変更をお願いします。
遊水池内のリンク項はすべて更新したつもりですが、リンク切れがあったら掲示板で教えて下さい。
自分のサーバーにCGIを入れようとしたら、FTPソフトにその機能がなかったんだよね……。
赤潮発生 2000年4月12日 水曜
赤潮というか水が全部抜けたというか。釣りぼりの訪問許可をサーバー側に取り消され、現在使用不能です。
一応、こういった事態に不慣れな方に説明しておきますと、あの掲示板は、
1 サーバーコンピューターが場所を提供し、
2 掲示板システム管理者がそこにシステムを乗っけて、
3 私がそこを間借りする。
という形式を取っていまして、この場合は1の問題です。私には手の打ちようがありません。とりあえず過去ログはここに置いておきますが、書きこみは不可能です。
復旧の見込みはないそうですので、旧釣りぼりを使ってください。ううん、また広い土地を求めて電脳世界遍歴か(;_;)
タイミングにC調に無責任 2000年4月3日 月曜
本のレビューに、「遊んでて悪いか!!」を掲載。我が心の師のひとり、火浦功氏の日記です。
ファンの方の冷笑を狙って、ちょっと身のほど知らずな感想など。
追加 2000年4月1日 土曜
我網友伊藤瑞彦氏、開店電網店。愉快痛快、本屋雑貨屋。(くどい?)
本日冗談的扉頁 2000年4月1日 土曜
洒落。深意味無。焼売餃子椀丹麺。
風の谷のー♪ 2000年3月25日 土曜 もう朝だ……
今までショボいネタで更新記録を稼いですみません。
お待たせしました、ちょっと時間が空いたので、レポートを追加。パラグライダー試乗記です。
実際に行ったのは、昨年10月。その時の覚え書きに思いだし思いだししながら書き加えていったら、えらく長くなりました。
画像も多いですが、表示待ちの間は文をどうぞ。気合入れましたよ。(^^)
小春さがし 2000年3月18日 土曜 夜
思うところあって日記っぽいものを書きました。小ネタですが。こちらへ。
シャチでも飼える 2000年3月17日 金曜 夜
掲示板システムを変えました。新しいURLはこちら。これでシステム面での最後の心残りもつぶせました。
広いですから、どんどん書きこんでください。
10ヶ月かかった…… 2000年3月15日 水曜 風邪ひきそうな季節の変わり目
導水路にSETI@Home日本語ホームページを追加。100WU突破記念。ささやながら大願成就。
このところ、予定通り更新ペースが落ちまくっています。(^^;
3時間かかった…… 2000年3月9日 木曜 放射冷却
扉絵を変更。ああ、また逃避しちゃったよ……。
ヘリ三部作完結 2000年3月5日 日曜 晴れ
ヘリコプターレポートの第三弾を掲載。今回は特別編です。
これにてヘリの取材は終わり。
今月先月は、全力でホームページ作りと取材に当たってきましたが、そろそろ本業の方にかかりたいので、しばらく更新頻度は落ちることになります。
とは言っても掲示板には顔を出すので、どなた様もジャンジャンバリバリジャンジャンバリバリ楽しんでいってください。
今後の予定としては、「パラグライダー取材記(試乗とも言う)」「JRA栗東トレーニングセンター取材記」などが編集待ちで用意してあります。
また、三日月湖のほうに、「封金使」という宝探しの姉弟を書いた話を載せるつもり。これは出版社に出して没ったやつですが(^^;
どれほどの方が見てくれるか分かりませんが、まあ一回に一項目ずつぐらい、気長に読んでいってください。文章はもう激増してますからね。
宇宙作家クラブ 2000年3月4日 土曜 晴れ 三寒四温の四温2日目
SAC、スペースオーサーズクラブのリンクを追加。昨年たちあがったまだ若い団体ですが、小川もちゃっかり参加してます。今のところお荷物ですが……。
正式公開 2000年3月1日 水曜 晴れ
いらっしゃいませ。ここは小川遊水池、SF作家小川一水の自己紹介ページです。
メインコンテンツは第1遊水池・作品紹介、
第2遊水池・本とゲームのレビュー、
第3遊水池・取材レポート、
三日月湖・作品庫などです。
半月間暫定公開を続けて、ご意見、ご感想を聞かせていただき、手を加えることで、ここまでこぎつけることができました。まずは、今までいらしてくださった方に、お礼申し上げます。
そして、初めて来てくださった方。ようこそいらっしゃいました。
文章ばかりで目が疲れるサイトですが、よく読んでくださればにやりと笑える記事を、たくさん作りました。これからよろしくお願いします。
それでは、どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。